大阪万博 パビリオン紹介その5

大阪万博 パビリオン紹介その3

 



 EXPO2025 大阪・関西万博で訪れたパビリオンの感想です。

 ネタバレ含むので、まっさらな気持ちでパビリオンを訪れたい方は、そっとページを閉じてくださいm(__)m
地獄の初日天国の二日目の記事もよろしかったらお読みください。
 パビリオン紹介その1はこちら。その2はこちら

イタリア館 見学時間目安40分
イタリアの国宝級の美術品をじっくり観覧できる

 本物のレオナルド・ダビンチの直筆図などが展示されていると大人気のパビリオン。
 一言で言うと、とってもよかったです。イタリア館専用アプリで予約を取ることができて、待ち時間0で入ることができました。予約なしだと2時間待ちだそうですけど、その価値はあると思います。


 もし、今回の展示が東京の美術館にやってきたら、やはり2時間待ちとかあると思うんです。上野の美術館に鳥獣戯画が来たときは、入館に四時間待ちでした。しかも人混みでゆっくりと展示物を見るのは困難。けれど、イタリア館ではゆっくりと見学することができました。普通の美術館じゃ平日でも、こんな余裕はないと思います。
 唯一、ダビンチの直筆スケッチだけは、写真一人一枚の制限があって、流れ作業でゆっくりじっくり眺めることはできませんでした。
他には、
『ファルネーゼのアトラス』作者不明
『キリストの復活』ミケランジェロ作
『キリストの埋葬』カラヴァッジョ作。こちらはバチカン美術館が所有している作品。
『伊東マンショの肖像画』
 などをじっくりと撮影したので、ぜひご覧ください。

null²(ヌルヌル) 見学時間目安15分

 null2とは、プログラミングで使われる「Null(ヌル=何もない、空っぽ)」という言葉と、仏教とかで言われる「空(くう)」という考え方を重ね合わせたそうです。
 二つの体験コース「ダイアログモード」と「インスタレーションモード」があります。今回私が体験したのは約10分と短い「インスタレーションモード」。
 摩訶不思議なデジタルのショーです。
 もう一つの「ダイアログモード」は、アプリを使って、自分自身と対話したりできるのだとか。アプリを入れ事前登録した方が楽しめるそうですが、なにもしなくてもよいそう。
 こちらも体験してみたいけれど、人気なので予約がとれるかどうか。今のところ予約のみなんですよね(^^;)
 動画で、不思議な雰囲気をぜひ味わってみてください。

ブルーオーシャンドーム 見学時間目安30分
美しい海を守るために、今ある問題を考える

 海洋プラスティック問題など、現在海が抱える問題に目を向けるパビリオン。海洋資源の持続的活用と生態系の保護を守るためにどうすべきか。それを美しい映像で訴えかけます。
 最初に形を変えて流れる水を眺めます。水の循環、命の循環を表しているのでしょうか?
 その後に、メインの展示である大きな劇場に移動します。円球のスクリーンに美しい海の姿、ゴミに捕らわれる海亀の様子など、映像で私たちに訴えます。
 映像はノーカットで撮っていますので、ぜひ動画をご覧ください。

三菱未来館 見学時間目安40分
命はどこから来て、どこへ向かうのか

 まず最初にマスコットキャラクター「ビビ」と「ナナ」によるナビゲート。東京オリンピック&パラリンピックのマスコットと似ている……と思うのは私だけ?
 海から生まれた命が、やがて宇宙に旅立つ……みたいな過去から未来への命の壮大な冒険。
 NHKで放送してそう。とてもわかりやすく、映像がダイナミックなので子どもも楽しめそう。
 写真、動画撮影禁止なので、取れ高がありません(><)
 なので、外観と建物内廊下の一部のみ。

東ゲートのすぐ近く 三菱未来館

コモンズF館 見学時間目安10~30分
カザフスタン・ブルネイ・アルメニアの三カ国を知る

 たくさんの国が入っている他のコモンズ館と違って、ここは小さく三カ国しか入っていません。
 カザフスタンだけは、15分の入れ替え制で、混んでいると待ち時間が発生します。私は30分ほど待ちました。カザフスタンは他の二国より面積が大きく、映像と一緒にガイドが詳しく説明してくれます。
 ブルネイとアルメニアは自由観覧。カザフスタンの列と、カザフスタン抜きの二国のみ見学の列が違うので注意。というか、二国のみのレーンには誰も並んでいませんでしたけど。こちらは混雑時も待ち時間なしでいけそうです。目安見学時間はカザフスタンが約15分、他二国はそれぞれ5~10分ぐらい。
 カザフスタンをはじめ、あまり知識のない国だったので、とても勉強になりました。映像で歴史や現代社会をわかりやすく見せてくれるのはありがたいですね。
 カザフスタンではまず国の形をしたモニターで歴史を学び、次に移動式住居で人とのつながりを表す展示へ。ここでは来場者の顔写真を撮り、それが大きなモニターにカザフスタンの人々と一緒に現れるという演出が。
 また、臓器移植保存最前線の展示も。カザフスタンは国土が広いので、今までの保存技術では間に合わなかったのが、これにより24時間以上の保存が可能になったのだとか。今はまだ豚の心臓で実験段階らしいのですが。実用化間近とか((((;゚Д゚)))
 これにより飛躍的に臓器運搬の時間が延びたのだとか。

番外編

ドローンショー 約10分
一度は見ておきたい圧巻のショー

 海の上を飛んでいるので、海側のリングの上から見ると、打ち上げ花火下から見るか状態で、とても迫力があります。ただレザービームの演出が観られないので(一部)、全体を見たいのならシグネチャーゾーン前、海前のベンチとかからだと、ライトアップされたリングとともに堪能できると思います。
 ちなみに、ドローンショーが終わると21時。22時までに完全退園なので、帰りはすごく混雑します。
 20時45分以降はリングの上の階には登れません。下の段は上れた。
 入場客は東口か西口に向かうのですが、21時少し過ぎには中央が通り抜けできないようになるので、間違った方向に向かってしまっても後戻りできません。注意してください。
 間違って東ゲートに来ても地下鉄で帰ることはできますが(予約いらない。でも混んでる)、西ゲートのバスは予約が必要なので気をつけてください。最悪、タクシーを呼んで帰るなんてことも……。
 ちなみに東ゲートを出たところでも見られるので、ショーが終わってすぐ駅に向かい人にはおすすめ。
 この後はどんどん混んできますからね。

 パビリオン紹介その4はこちら

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