大阪万博 パビリオン紹介その5

大阪万博 パビリオン紹介その4

 

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 EXPO2025 大阪・関西万博で訪れたパビリオンの感想です。

  ネタバレ含むので、まっさらな気持ちでパビリオンを訪れたい方は、そっとページを閉じてくださいm(__)m
地獄の初日天国の二日目の記事もよろしかったらお読みください。
 パビリオン紹介その1はこちら。その2はこちら。その3はこちら

日本館 見学時間目安45分
命の循環がテーマの一番人気パビリオン、だと思う

 とりあえず、自分の国のパビリオンは見てみたいよね、ってことで一番人気だと思う。海外の人も、とりあえずは自分の国のパビリオンに行くだろうし。フランス館では、なぜか前後をフランス人に囲まれ、本当にフランスにいるかのような錯覚を(^_^;)
 で、我が国のパビリオンはというと……すごく面白かったです。いろんな意味で。
 まず建物がいい。日本らしく木の板が円環状に施された特徴的で目立つデザイン。どのパビリオンも工夫を凝らした素敵なデザインですが、奇をてらったわけでもないのに、どこかホッとする懐かしい、それでいて新しさを感じる建築。大展望リングともマッチしていた。
 展示は3つのブロックに分かれているのですが、「循環」のテーマによく合い、動線ながれがよく考えられていました。
 ゴミを微生物の力で分解し、エネルギーなどにする様子を子どもにもわかりやすいぐらい視覚的に学べます。
 また海藻類が環境問題や未来の素材として注目されていることを、キティちゃんが教えてくれます。
(藻のコスプレをしたキティがたくさん……)
 日本の技術や文化をドラえもんが紹介していたりとうまく日本のカルチャーを使っているのも考えられていました。



電力館 見学目安時間50分
未来のエネルギー探しに出発!

 子どもも(むしろ子どもが)楽しめるゲームをしながら未来のエネルギーについて知ることができます。
 最初にマンゴー大ぐらいの卵を選んで首から提げます。いろいろな色がありますが、どの色を選んでも変わりはないです。
 二階に上がるといろいろなゲームが。卵を置いてスタート。
 クイズは次世代のエネルギー源になるものを学べるようになってます。例えば生物がもつ微量な電力、廃棄されるゴミ、海洋温度差、水素などなど。これらがより効率的に使用することができれば、原子力や石油に頼らない世界の実現が。
 ゲームをすると卵にポイント(エネルギー)が貯まっていって、卵が点滅したら次のステージに行けます。
 次のステージがとにかく素晴らしく、圧巻の一言。
 実物をご覧になっていただきたいところですが、人気パビリオンなので残念ながら行けなかった人は、私の動画をぜひ。素敵な演出でした。
 子どもと一緒に楽しめるパビリオンです(^_^)v


スペイン館 見学時間目安30分
いろんな意味で熱い、情熱のパビリオンだった

 すみません、なめていました。フラメンコとかサグラダ・ファミリアとか、芸術・観光系の展示でもしているんだろうなと思っていました。
 館内に入ると、奥行きのある空間に流れる映像と、大きな地球儀に圧倒されます。
 テーマは「黒潮、二つの国をつなぐ一つの海の中へ」ということで、スペインと日本の結んた黒潮をイメージしているらしいです。
 スペインのガレオン船「サン・フランシスコ号事件」(千葉沖合で難破し、御宿の岩和田の住民たちが献身的な救助活動を行った。スペインと日本の絆が生まれる)、「ラ・メルセ号事件」(沈没したスペイン船が積んでいた財宝を、アメリカのトレジャーハンターの会社が引き上げ、その所有権を争って勝利した事件。沈没した軍艦の文化遺産としての価値と、その所有権をめぐる国際法の解釈に大きな影響を与えた画期的な事例となった)など、結構濃厚な展示物。
「ラ・メルセ号事件」なんて、一本の映画みたいですよね。
 パビリオンには舞台があり、フラメンコのショーなどもやっているそうです。


「Dialogue Theater – いのちのあかし - 」見学時間目安50分
ノスタルジックな校舎で対話の力を信じる

「対話」を通じて世界の「分断」を明らかにして解決するがテーマ。
 毎日異なるテーマで、初めて出会う二人が対話する。来場者全員でそれを目撃する。
 まず二つの廃校(奈良県十津川村立折立中学校、都府福知山市立細見小学校中出分校)から作られた建物が素敵。木造の懐かしさを感じる校舎。まずは校舎の二階に集まり説明を聞きます。校舎に入る前に渡された漫画の吹き出しデザインのカードには、本日の対話のテーマが書かれています。
 私が参加した回のテーマは「あなたが思う人生の正解を教えてください」

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 カードの裏に銀杏のマークがある人が、今回の対話に選ばれた候補の人たち。十人前後いて、その中から一人選びます。候補者以外の人は、その間、校舎の探検に(だいたい十分程度)。どこを撮っても映える校舎。
 候補者が決まると、劇場に移動します。
 その劇場で選ばれた一人と、モニター越しの相手との会話が始まり、それを私たちは椅子に座って聞きます。
 劇場内は撮影、録画禁止なので、撮れ高は校舎のみ。
 ちなみに、もう一つの校舎はイベント等を行っていなければ出入り自由。休憩するのにいい場所です。昭和の香りがする校舎の机に座って休んでいると、子どもの頃を思い出しますね。

 シアターの椅子が心地よくて、ついウトウトしてしまったのは・・・・・・内緒で(>人<;)

 

 チリパビリオン 見学時間目安10分
 流れる大きな映像とワイン

 三方の壁すべてが巨大なスクリーン。流れる映像がとっておきの臨場感を醸し出します。ただ、それぐらいしか見るものがないので、見学時間はゆっくりでも10分あれば十分。
 中央にチリワインの試飲コーナーがあるのですが、これは完全予約制で、18~19時のみ。人数も限られているので、なかなか難しいかも。当日チリのインスタグラムから予約の告知があるので、試飲してみたいひとは、チリのインスタグラムをフォローして、通知をオンにしておきましょう。
 今回は運良く試飲の予約が取れたので、動画をとってみました。
 赤か白を選んで、一口タパスと一緒に。
 少量なので飲食は1分で終わってしまいますが、みなさん写真をとったりと、なんだかんだで5分ぐらいはいたかんじです(*^_^*)
 私もその一人ですけどね(^_^;)
 これ、気に入ったらその場で購入とかできるのかな?
 次のパビリオン予約があったので、確認せず去ってしまいましたm(_ _)m


夜の地球 Earth at Night 見学時間目安20分
日本の伝統美 輪島塗の地球儀

 大漁旗がなびく派手なパビリオン。夜の地球って、なんなの?
 と不振に思いながら入ると、なんと輪島塗の大きな地球儀が。
 なんとも神秘的な地球。漆黒の地球が夜を表現しているのか?
 美しい金の大地が煌びやか。
 これがメイン展示なのですが、それ以外にも日本の伝統技術、伝統美の数々が展示されています。


(番外編)

アフリカ料理「PANAF」

 リングサイドマーケットプレイス西の二階にあるアフリカ料理店。アフリカ料理って、珍しいからぜひ食べてみて。
 今回は「マフェ」と「クスクス」のセットをいただきました。セットでソフトドリンクがついてきます。
 ドリンクは「バオバブ」と「ビサップ」。バオバブは白濁しているドリンクで乳発酵(?)のような味。ヤクルトと何かを混ぜたような。ビサップは甘いけれどすっきりした味。
 マフェは牛肉のスープがライスにかかっている、カレーというよりもハヤシライスに似ています。でも、独特のスパイスでハヤシにカレーを少し混ぜたような感じで、日本人が好きそうな味。
 クスクスはトマトソースで味付けた野菜がのっていて、とにかくボリュームがあり完食できなかった(><)
 マフェも量がおおいので、注文のしすぎに注意。どっちも美味しかったけど、とにかくボリュームが……。
 あと、ステージがあって、ちょうど太鼓の演奏が行われました。動画でぜひお楽しみください。アフリカの雑貨も売っています。




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