EXPO2025 大阪・関西万博で訪れたパビリオンの感想です。
ネタバレ含むので、まっさらな気持ちでパビリオンを訪れたい方は、そっとページを閉じてくださいm(__)m
地獄の初日と天国の二日目の記事もよろしかったらお読みください。
パビリオン紹介その1はこちら。その2はこちら。その3はこちら。その4はこちら。その5はこちら。 その6はこちら。
いのちの動的平衡館 見学時間目安20分
光の粒子による38億年のいのちの歩み
暗い部屋で光の粒子による、生命38億年の歴史を観覧します。その後に、「いのちの動的平衡」とはなにか、プロデューサーである福岡伸一氏が解説してくれます。
ショーを見るだけなので、見学自体は20分ほどです。
とにかく暗闇に浮かび上がる変化する命たちが美しく、見入ってしまうショーです。
動画ではノーカットで納めていますので、会場に行けない方はぜひご覧ください。
光のショーも素敵ですが、ぜひ福岡伸一氏の解説を聞いてください。
いのちの動的平衡とはなにか?
聞きにくいのでyoutubeの字幕機能推奨です。
そして、次のいのちの未来。どちらを先に見るかで感想が大きく変りそうです。
有間的オススメ度★★★★★★★★★
いのちの未来 見学時間目安50分
アンドロイドと共存する世界
高さ12メートルもある黒い外壁が目を引くパビリオン。上から水が流れ落ちる「水のカーテン」に包まれています。
展示は3つのゾーンに分かれ、最初は「いのちの歩み」。土偶や埴輪、能面など、日本人が昔から人の形をした「モノ」にいのちを感じてきた歴史を学ぶ。
次のゾーン「50年後の未来」では、人間とロボットが一緒に暮らす未来の生活を体験。少女と祖母の物語形式になっています。学校の先生がアンドロイドだったりが普通の世界。そして、肉体の死を迎えた人間が記憶を移植しアンドロイドとして第二の人生を送るのも普通になってきた世界。やがて少女の祖母にも死期が迫る。祖母は人間の死を迎え入れるのか、アンドロイドとなって少女と引き続き暮らす人生を選ぶのか……。
一つ前に観た「いのちの動的平衡館」と合わせると、とても感慨深いものが……。
「死はいのちを繋ぐ利他行為で、悲しくも空しくもない」といういのちの動的平衡。
もしそんな未来が来たら、あなたはどちらを選びますか?
最後のゾーンは「気持ち悪い」と大評判のショー。
体の形にとらわれない新しい「いのち」の姿が、音楽と光の中で幻想的な世界を表現してくれます。
有間的オススメ度★★★★★★★★★
韓国館 見学時間目安30分
まるでKPOPライブ
入館前に証明写真を撮るようなブースに入って、大切だと思う言葉を録音します。だいたい15秒ぐらいで終わります。「家族」「愛」「平和」「夢」などの言葉が多かったかな。この録音がパビリオン内の演出に登場します。
基本的には映像を見るパビリオン。最初のステージでは、音楽と光による演出。この演出は、先ほど私たちが吹き込んだ音声の奏でる音楽と、それに応じて光の演出だそうです。約5分間。
その次のステージは、韓国の環境技術や、SDGsの取り組みをシャボン玉で演出。息を吹き込むと天井からシャボン玉が降ってきます。これは人間の息に水素が反応して水が生成されるというエコ技術だそう。
最後は三面パノラマスクリーンで、2040年の未来を舞台にした高校生の少女と祖父が時を超えてつながる物語。いろんな挫折を乗り越え、立派なKPOPアイドルに成長する、そんなお話でした。
レストランやお土産店も充実しています。
有間的オススメ度★★★★
ルクセンブルク館
ハンモックに寝転がりながらの映像が人気
「Doki Doki – ときめくルクセンブルク」がテーマ。展示は3つのゾーンに分かれていて、30人ぐらいのグループで巡ります。
第1ゾーンでは、「ようこそ我が家へ」をコンセプトに、ルクセンブルクの人々の生活や文化をバーチャル体感。いろいろな立場のルクセンブルグ人が体験を語ります。一緒に語るので、全員の話を聞くことは不可能です。また、時間もありません。グループで回るので、自分だけもう少しここで話を聞きたい、ということはできないので興味のある人を選ぶようにしてください。
第2ゾーンでは、巨大な球体ディスプレイと端末を使った参加型コンテンツ。来場者が選んだテーマやボタン操作によって、映像や光が融合し、球体に反映されます。SFの世界みたいで面白いです。
第3ゾーンは、ハンモックに寝転がりながらルクセンブルクの自然や
寝転がれるのがいいですね。それはちょっとという方は椅子もあります。立ったままで見ることも可能です。
館内にはルクセンブルクの伝統料理を味わえるレストランや、かわいいお土産も手に入ります。
有間的オススメ度★★★★★★
ノルディックサークル(北欧館) 見学時間目安20分
北欧の雰囲気? 猛暑の救世主になりそうなパビリオン
デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの五カ国共同出展。持続可能な未来と 北欧の価値観を紹介。
パビリオンは大きな円室で、壁沿いに医療やエネルギー、環境問題などの紹介を見て回ります。高い天井には北欧の人々の日常シーンのパネルが円状に吊されています。
部屋は暗く、なんか北欧の長い冬を表しているのかな? そんな雰囲気ですが、猛暑の今、かえってうらやましく感じてしまう。とにかくクーラーが効いていて雰囲気的にも涼しく、座る場所があるので、お休みしている人もたくさん。
パビリオン自体は20分ほどで見学できますが、ゆっくりやすんだりして30分ほどいました(^^;)
そして、ここには北欧料理が楽しめるレストランがあります。飲み物だけでもOKです。珍しいビールなども豊富。(レストランとパビリオンの並び列は別なので注意)
料理のメニューは少なく、金額は高めですが、記念に食べてみました。
正直な感想を言うと、美味しかったのですが、東京にも本格的な北欧料理店があり、もっとお安く店内で楽しめます。
レストランは屋上で屋根はあるのですが、吹きさらし。なので昼間はかなり暑いです。夜も風がないと蒸し暑いです。
万博料理全般にいえるのですが、美味しいけれど万博価格で料金高め。長時間並ぶとところや、屋内で暑いところも多々。
東京にはおよそ50カ国の外国料理店があります。ぶっちゃけ、東京で食べればいいんじゃないかな。予約すれば確実に並ばないし、店内で快適に食べられるし。
大阪万博で世界の料理に目覚めたら、今度は東京に遊びにくればいいと思う(*^_^*)
有間的オススメ度★★★★★
オマーン館 見学時間目安15分
砂漠の中のオアシスを感じる癒やしのパビリオン
目立つ赤い建物が特徴的なオマーン館。二つの映像を観るパビリオンです。最初の映像は水がテーマ。壁、床に映像が流れ、光の演出とともに美しく癒やされる空間に。
二つ目の映像は、オマーンを紹介する映像です。
他に展示とかはなく、15分ぐらいで見終わります。
ここにはカフェとショップがあり、こちらはパビリオンに入らなくても行けます。パビリオンの列とカフェ&ショップの列は別なのでご注意。
こちらでいただいたコーヒーは、スパイスの香りが濃厚で、日本のコーヒーとはひと味違いました。クッキーなど、ちょっとしたフードもありますので、休憩にちょうどいいです。みなさん、パビリオンの建物に腰をかけてやすんでいました。
有間的オススメ度★★★★★
(番外編)
ラウンジ&ダイニング 80分制
並ばずに世界の料理が食べ放題
EXPOナショナルデイホールの2階にあるレストラン。
こちらは予約ができて、80分ゆっくりとビュッフェが楽しめます。
大人8800円(税込み)、12歳から7歳4400円、6歳以下無料。
席数が多いので、前々日でも予約がけっこう取れます(7月14日時点)。
とにかく並ばないのがうれしい。特に今、猛暑の14時から16時の間、一番気温が高いときに、どこか涼しいところでゆっくり休みたいと思いませんか?
8800円って、ちょっと高額すぎない!? と、普通なら思うけど、ここは万博。海外パビリオンのレストランやカフェの値段からすると、かなりコスパいいと思います。北欧館のレストランに言ったのですが、一皿3000~4500円。どこもそんな感じです。
で、一皿ではお腹いっぱいにはならない。それにドリンクをつけると、6000円、デザートつけると8000円ぐらい簡単に超えるんですよね。
あと、屋外が多くて、屋根があっても冷房がなくて暑いところが多い。
ここはホテルのブッフェ並に美味しく、品数も多く、ソフトドリンクも飲み放題(別料金でアルコール類をオーダー可)。冷房が効いていて、ホスピタリティもいい。優雅にゆっくり食事ができます。ここでがっつり食べて、休んで、夜の万博を精力的に回るのもよし、万博の最後の贅沢でディナーに利用してもよし。窓側の席なら、ドローンショーを見ることもできますよ(窓側の席に必ず座れる保証はありません)。
Twitterもやっています^^→https://twitter.com/KaoruArima
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