大阪万博 パビリオン紹介その9

大阪万博 パビリオン紹介 その8

 



 EXPO2025 大阪・関西万博で訪れたパビリオンの感想です。
 ネタバレ含むので、まっさらな気持ちでパビリオンを訪れたい方は、そっとページを閉じてくださいm(__)m
地獄の初日と天国の二日目の記事もよろしかったらお読みください。
 パビリオン紹介その1はこちら。その2はこちら。その3はこちら。その4はこちら。その5はこちら。 その6はこちら。その7はこちら


 テックワールド 見学時間目安50分
 台湾の最新技術による映像美

 台湾のパビリオン。建物は台湾の高い山「玉山(ユィシャン)」をイメージして作られそうです。
 入館するとスマートブレスレットが配られ、それを腕につけて心拍数などを記録しながら体験します。体験が終わると、自分がなにに興味があるのかを教えてくれます。そこから自分だけの台湾旅行プラン動画がもらえる特別なサービスもあります。
 展示は大きく3つに分かれています。
 最初はたくさんのタブレットやプロジェクションマッピングを使った映像で、花や魚、自然の命の動きをダイナミックに感じられます。とにかく圧巻の迫力。
 次はアーチ型の壁に大きな映像が映し出され、台湾の森や山の中にいるような気分になれます。癒やしのひとときです。
 最後は幅13メートルもある大きなスクリーンで、未来の台湾や最新のテクノロジーを体験。絵画が動くなど、新しい芸術の形などを見学できます。ロボットやAIが登場し、未来の生活を想像できる楽しいコーナー。
 各映像を動画に収めていますので、ぜひご覧ください。
 そして最後に、スマートブレスレットをかざして、自分がなににドキドキし、どんなものに興味を引かれたかを判断してもらいます。
 パビリオンにはお土産店やカフェも充実。台湾のお茶やお菓子、雑貨などがあります。カフェもタピオカドリンクやフルーツジュースなど。ショップとカフェはパビリオンに入らなくても利用できます。
有間的オススメ度★★★★★★★


 バーレーン王国館 見学時間目安30分
 触れて感じるバーレーンの歴史

 海の上を走る大きな木の船「ダウ船」をイメージして作られたパビリオン。たくさんの木を使い、曲がった柱や横にのびる木が組み合わさっていて、まるで船の骨組みのような形をしてます。建物の中には光や風が通りぬける工夫があり、自然のやさしさを感じられます。が、冷房がないので、風が通らないと、かなり蒸し暑いです(^^;)
 展示コーナーでは、バーレーンの歴史や文化、海と深くつながる生活を体験。真珠や船づくりの道具、工芸品などが並び、実際に触ったり、においをかいだりできるコーナーもあり、五感で楽しめます。
 こんなに触れていい展示があるのは珍しい。もちろん、そっと優しく触ってくださいね。
 併設のカフェがありますが、ドリンクだけのオーダーはテイクアウトのみ。食事でないと店内は利用できません。カフェはパビリオンとは別の列です。
有間的オススメ度★★★★★




 ノモの国 見学時間目安50分
 自分の可能性を探しに行く旅

 風でゆらゆら揺れる立体的なデザインがファンタジーな外観。リサイクル素材や廃材を使って作られいるそうです。「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」がテーマ。
 自身の可能性を探す旅に出ます。特に子どもに楽しんでほしい。でも、大人も楽しめます。
 一人一つクリスタルを手に取って冒険。途中でクリスタルが自分の可能性について教えてくれます。可能性が蝶の形になってクリスタルに宿り、それを風に乗せて羽ばたかせます。
 というストーリーですが、こちらホームページで「ノモの国」というアニメが見られます。この約30分のアニメをめっちゃはしょって脚色した感じです。
 最後は遊びながら、新しい農業や電気などの可能性が学べます。
 有間的オススメ度★★★★★


 ドイツ館 見学時間目安40分
 循環をテーマに「輪」を描くパビリオン

「わ!ドイツ」とタイトルのとおり、「循環(サーキュラーエコノミー)」をテーマにしたドイツ館。驚きの「わ!」と「輪」をかけているのですね。
 中に入ると、かわいいマスコット「サーキュラー」がひとりに一匹与えられ、彼が案内してくれます。
 展示コーナーでは、特定の場所にサーキュラーの頭をつけると、サーキュラーが詳しく解説を話してくれます。みんながサーキュラーを耳に当てているのは、なんだが微笑ましい^^
 全部の解説を聞いていると一時間以上はかかってしまうでしょう。時間のない人は興味のあるところだけを聞いていくといいです。
 最後には座って眺められる映像があるので、休憩している人も多かったですね。
 また、ちょっとしたゲームもあるので(ゲームをしながらリサイクルを学べる)、子ども連れにもおすすめ。
 美しい屋上庭園があるので、時間のある人はそこも観てほしいです。ドイツを代表する花々が咲き誇っています。写真映えもします。ただ、日陰がないので猛暑の昼間は辛いかも^^;日傘必須。
 また、レストランもあります。時間がなくてよれなかったのですが、本場のドイツビールとソーセージ食べてみたかった(><)
 有間的オススメ度★★★★★


 ポルトガル館 見学時間目安30分
 日本とポルトガルの歴史と海の映像

 何本ものロープが垂れ下がっている外観が特徴のポルトガル館。約1万本のロープやリサイクルされた漁網で飾られているそう。テーマは「海、青の対話」。
 最初の展示エリアは、深い海にいるような気分になるような部屋。江戸時代の日本との交易を描いた動く南蛮屏風の展示。変わりゆく地球儀。
 また、海を守るための取り組みや、洋上風力発電、海底ケーブルなど、海に関する最新の産業や技術も紹介されています。
 次の展示エリアでは、壁や床いっぱいに映し出される大きな映像で、海洋汚染や海の未来について考えさせられます。海とともに生きてきたポルトガル。日本とも共通するところが多いですね。こちらの映像はほぼノーカットで動画に撮っていますので、興味があればぜひご覧ください。
有間的オススメ度★★★★


 カタール館 見学時間目安30分
 カタールの湾を巡る旅

 水に浮かぶような建物が特徴的なカタール館。砂漠の砂の展示、カタールの映像、それぞれの地域の特徴などが展示されています。
 砂漠の夜を思わせる、幻想的な雰囲気が素敵でした。
 カタールは湾岸線をなぞるように発達してきた国。パビリオン自体も、展示物が中心のスクリーンをぐるりと囲むように設計されています。
 カタールを巡るような気分になれます。
 ひとつひとつの展示は動画に収めていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
有間的オススメ度★★★★


 インド 見学時間目安30分
 伝統と革新 今一番勢いのある国のリアル

 中国を抜いて世界一の人口。そして、GDPでも日本を抜き、2028年頃にはドイツも抜き、世界第三位になると予想されるインド。現在一番勢いのある国といっていいでしょう。
 そんなインドのパビリオンは、伝統的なアーユルベーダやヨガの世界観から、最先端の医療やAI技術が展示されています。
 座る場所がかなりあり、休憩している人もちらほら。
 最後の雑貨ショップは、けっこうカオス!
 そういえば、完成が遅れていることにも話題になっていましたね。
 インド館の完成具合を見守るツイートを何度か見ました。
 無事完成してなによりです。
有間的オススメ度★★★★★


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