EXPO2025 大阪・関西万博で訪れたパビリオンの感想です。
ネタバレ含むので、まっさらな気持ちでパビリオンを訪れたい方は、そっとページを閉じてくださいm(__)m
地獄の初日と天国の二日目の記事もよろしかったらお読みください。
パビリオン紹介その1はこちら。その2はこちら。その3はこちら。その4はこちら。その5はこちら。 その6はこちら。その7はこちら。その8はこちら。
関西パビリオン 見学時間目安1~3時間
パビリオン8つ分盛りだくさん
六角形をベースにした灯篭(とうろう)をイメージした外観で、各府県の象徴的な切り絵が壁面にデザインされています。
「いのち輝く関西悠久の歴史と現在」をテーマに、滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、福井、鳥取、徳島、三重の9府県が参加。奈良以外、滋賀、京都、和歌山、鳥取、兵庫、福井の8つの県は個別ブースがあります。
しています。
ひとつで8つのパビリオンが味わえるお得感!
でも、はっきり言って建築、企画ミス。
狭いのよ。展示内容に対して面積が全然合っていない。並ぶ場所がないのに、並ばないといけない内容のもの、完全入れ替え制のブースが多い。
京都や徳島、福井のように、流動性のある展示なら人が常に流れるから問題ないのですが、入れ替え制だと待つ人たちのスペースがないと。
そのために予約制にしていると思いますが、それがきちんとブレーキになっているようには思えませんでした。想定外の盛り上がりなのか、流動性を読み違えたのか。展示がよかっただけに、そこだけが残念でした。
滋賀県ゾーン 見学時間目安20分
映像とリアルの美しい芸術
一番人気だと思う。約20分の映像を観る、入れ替え制。450個の球体がなめらかに動く世界初の空間アート「Kinetic Light Vision」を使い、びわ湖の波や桜、蛍、炎の様子など、滋賀の四季が創り出されます。とても素敵ですが、ここが関西パビリオンの癌だった。
映像に力を入れすぎて、長いの。みんな見たくて、でも並べないし、他に行くことないし(パビリオンでると再入場できない)、なので人がどんどん溜まる。映像は5分ぐらいにまとめるか、もっと大きな面積が必要だった。
ぶっちゃけ単体パビリオン、別館にしてもよかったのじゃないかな?
有間的オススメ度★★★★★★★
和歌山県ゾーン 見学時間目安15分
和歌山百景をながめて癒やされる空間
唯一、食事処があります。カウンターで和歌山県グルメが楽しめますが、予約制。なかなか取れません。イベントがないときは、広い空間に椅子があり、他のブースから漏れた(並べない人たち)の救済場になっていました。
紀伊山地の巨木も彷彿とさせる映像タワー「トーテム」に、自然風景や神話や歴史などを映し出します。私が入ったときは中心に大きな太鼓があり、イベントがあったらしいですね。太鼓の音、聞いてみたかったです。
有間的オススメ度★★★
福井県ゾーン 見学時間目安30分
恐竜の世界を楽しめる
「恐竜王国福井」。懐中電灯型デバイスで恐竜の模型や化石を探す探検に。特に子どもに人気。ここも入れ替え制です。天井の映像と連動する没入型シアターで恐竜の世界を体感できます。恐竜のウンコの化石に触れます。楽しいです。
有間的オススメ度★★★★★★
京都府ゾーン 見学時間目安15分
伝統と革新の技
祇園祭や伝統工芸の展示。ここも行き場を失った人たちの受け皿に。京都の伝統と革新の技が見られます。和紙の小物や器など一部購入もできます。
有間的オススメ度★★★★
兵庫県ゾーン 見学時間目安20分
ミライバスに乗って兵庫を探検
完全入れ替え制で、ミライバスに乗るという体験。では、日本海から瀬戸内海まで多様に広がる兵庫の自然や、神戸ビーフ、但馬牛、そばめしなどの地域グルメ、日本最古の温泉・有馬温泉や世界遺産の姫路城といった観光資源をPRします。また、産業や新しい取り組みも映像や展示を通じて紹介します。
有間的オススメ度★★★★
鳥取県ゾーン 見学時間目安30分
鳥取砂丘に触れて探偵気分
「まんが王国」ということで、鳥取を代表する漫画家、水木しげる、青山剛昌、谷口ジローを中心に、イラストやサイン、漫画本が展示されているコーナーと、鳥取砂丘が楽しめる入れ替え制のコーナーがあります。
漫画コーナーは自由に出入りかができます。が、動線が悪すぎる!
漫画コーナーの奥に鳥取県ゾーンを楽しんだ人たちの出口があって、入れ替えるときに、漫画コーナーにいた人たちは一回外に出ないといけない。満員電車で、奥の人が降りるので、一度入口近くの人がホームにでないといけないような感じ。
関西パビリオンのへっぽこぶりが凝縮したような……。
でも、砂丘体験は楽しかったので、がんばって体験してみてください。
個人的には砂に触れられるヨルダン、クウェートよりも良かったと思う。
砂丘の上での宝探し、そのあとに砂の上に広がるプロジェクションマッピング。これがとても素敵でした。
有間的オススメ度★★★★★★★
徳島県ゾーン 見学時間目安15分
藍染めと阿波踊り体験
藍染めを中心とした展示と、阿波踊り体験ができるステージ。映像に合わせて一緒に合わせて踊れるそうです。私が訪れたときは、誰も踊っていませんでしたが。藍染め体験もできますが、私の時は約1時間待ちだったので諦めました。流動性の展示なので、並ばずに入れます。行き場を失った人たちの受け皿です。
有間的オススメ度★★★★
三重県ゾーン 見学時間目安15分
美し国をすみずみまで知ることができる
鏡のトンネルと抜けるとそこは「美(うま)し国」。
壁の取っ手を引き出したり、押したりすると、特産物が現れます。お茶の香りを体験したり、AR武士と一緒に写真が撮れたりします。流動型なので並ばずに入れます。行き場を失った人たちの受け皿です。
有間的オススメ度★★★★★
マレーシア 見学時間目安40分
グルメ、都市計画、未来のアニメーション、見応えたっぷり
外壁は日本とマレーシアの竹5,000本を使って伝統的な織物「ソンケット」の模様を再現。竹が編み込まれた外観は、昼間は自然の光がやわらかく差しこみ、夜には幻想的にライトアップされ、とてもきれいです。
階段を上って二階にいくと、中心にマレーシアの模型があります。地域の特徴をぎゅっとまとめています。そして、それを囲むように地域ごとのマレーシア料理が食品サンプルやミニチュアで展示されています。
美味しそうな料理を見ているとお腹が空いてしまいます。が、そんなあなたに朗報。マレーシア館にはレストランもあります。フードコート形式で、回転は早め。テイクアウトもでき、大屋根リングが近いので、そちらで座って食べることも(^^)
次の展示は高さ10メートルの「調和の木」という大きなオブジェが出迎えて。この木は、成長の早い竹とサステナブルな素材で作られていて、自然と人の調和を象徴だそう。
マレーシアの最先端技術などが展示されています。ゲーム形式で展示されていたりと、子どもでも楽しく学べる仕組みになっています。
最後はマレーシアの未来を描いたアニメーション。盛りだくさんな内容でした。
有間的オススメ度★★★★★
大阪ヘルスケアパビリオン 見学時間目安30分
夜に一部開放されて並ばずに入れた
大人気の大阪ヘルスパビリオン。リボーン体験、人生ゲーム、モンスターハンターは事前予約か当日予約がないと体験できません。人気なので私も何度も挑戦していますが、今時点で予約が取れたことがありません。
が、夜には展示部分のみ解放され(私の時は20時半ごろでした)、予約なしでも入館できます。
並ばずにすぐに入れました。ここで見学できるのは、最先端の医療や健康に関する技術。人間洗濯機や心筋シートも観ることができました。
人が多くて、一つ一つをじっくり見ることはしませんでしたが、興味のあるところをのぞいてみました。
また、未来の食と文化のゾーンでは、健康スムージーや植物性のもので作ったハンバーガーやキーマカレー、片手で食べられる幕の内弁当など、ちょっと変ったフードやスイーツが食べられます。ここは昼間でも入場自由です。
有間的オススメ度★★★★
NTT 見学時間目安50分
飛び出すパヒュームライブ
3つの展示に分かれています。
最初は通信器の歴史。暗い部屋に手紙から電話、ファックス、スマホが並んでいて、コミュニケーションの発達をイメージした映像が流れます。
映像の後に展示されている電話機などを見学できると思っていたら、さっさと次の部屋に案内されてしまいました。もう少し通信機の歴史を学びたかった。
次の部屋はパフュームのライブ映像。これを目的にやってきた人も多いんじゃないかな。
IOWNを使った時空を超えたライブ。1970年の万博会場と今現在の万博会場を自由に行き来するライブです。こちら3D映像です。パヒュームが目の前に飛び出してくるのはファンにはたまりませんね。
フルで動画に撮っているので3Dメガネがあれば、ぜひご覧ください。肉眼で見ると気分が悪くなる可能性があるので、飛ばしてくださいね。
三番目、最後の部屋では、入場者の全身写真を撮ります(拒否も可能)。そして、入場者の映像が踊ったり、若返ったり老いたする不思議な映像が流れます。デジタルによって、さらに自由になる未来を表しているそうです。
そして、パビリオンの隅には不思議な電話があります。
こちらはパビリオンに入場しなくても楽しめます。
他のパビリオン前の人とつながる機械。「裏側」や「宇宙人」とつながる電話。
時間があれば、不思議な声を聞いてみてください。
有間的オススメ度★★★★★
タイ館 見学目安30分
微笑みの国タイにふさわしいおもてなし
最初の案内からテンション高め(^o^)
映像の途中で踊り出す。お客さんにも拍手を要求。ノリノリですね。
このままのノリでいくのかと思えば、次の展示からは普通。
タイの伝統医療から最新医療の展示。タイの料理、スパイスの紹介などなど。
入館したときから、美味しそうなにおいがただよっていたのだけれど、その正体が最後のレストラン。タイ料理が楽しめます。
そして、パビリオン前のステージでは一日に何度かショーを催しています。まだ私はちゃんと観たことはないのですが、とにかくハッピーな気分になれるとXやスレッズで人気です。時間が合えば鑑賞してみてください。
有間的オススメ度★★★★★
ウズベキスタン 見学時間目安20分
美しい映像と建物に魅了される
屋上に何本もそびえ立つ柱が特徴的な建物のパビリオン。
ウズベキスタンに興味がなくとも、入ってみたくなります。そのせいか、とても人気でいつも長蛇の列。
シルクロード公益の中心部にあるウズベキスタンは、いろいろな国から知識が入ってくる「知識の庭」であった、ということから、パビリオンのテーマは育っていく知識の種。
私たちは種として地下から天へと育っていく、ということです。
一階はウズベキスタンの歴史や技術の展示。地下のイメージで薄暗い中に、白く浮かぶ展示物。ガイドさんの説明があります。
残念だったのは、一階の展示部分があまりにも駆け足(><)
ひとつひとつの展示をもっとじっくり見たかった。ガイドさんの説明の後に見学する時間があるかと思ったら、すぐにエレベーターで次の展示に促されてしまって、全然見られなかった。
もしかして、人気が出過ぎて、多くの人を入れるためにこうなったのかな? せっかく作った展示もガイドさんが説明する4点ぐらいしか目にできなかったorz
エレベーターは(最初はエレベーターとわからなかった)円柱状で、壁360度に映像が流れます。
モスクやカラフルな幾何学模様、自然の様子などが流れます。
見終わると、いつの間にか屋上に着いています。扉が開くと、そこは外から見えた何本もの柱がそびえ立つ空間。日本国内から集めた280本の杉だそうです。タグにスマートフォンをかざすことでその木がどこから来たのか、ストーリーが読み取れます。この杉は万博が終わると、ウズベキスタンに持って帰って教育施設などに再利用されるということです。
有間的オススメ度★★★★
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